| 『館島』 東川篤哉・著 |
| 2005.07.30.Sat / 18:40 |
![]() 『館島』 東京創元社 ミステリ・フロンティア(2005.05.31初版) 大仕掛けの館ものの本格ミステリ小説。 作者らしい、コミカルなスタイルですが、柱となる謎の構成、伏線の張り方はしっかりとしていて、楽しめました。 瀬戸内海の小島にそびえ立つ、六角形の巨大で奇妙な館。そこに集う血縁者たち、連続殺人、台風によって孤立した状況、過去の未解決事故(事件)。これこそ、本格ものの醍醐味ですね。 登場人物たちは、愉快で親しみやすい人が多く、陰惨な事件が起こっているのに何故か緊張感があまり感じられません。 まあ、緊迫したシーンはそれなりにシリアスなのですが。 今回の探偵役・小早川沙樹を主人公に1編書いてくれないかな。 島田荘司氏の『斜め屋敷』、綾辻行人氏の『十角館』に比肩する作品だと思います。 途中で、館のトリックはわかりましたが、それでもなお面白く最後まで読めました。 「烏賊川市シリーズ」の新作も期待してます。 |
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